[ホームページを「できる営業マン」にする方法]
どこが目立つ?ホームページのゴールデンゾーン
みなさんはコンビニで飲み物を買うとき、ドリンク棚の上から2、3
段目あたりの商品を買うことが多くありませんか?
ご存じの方も多いでしょうが、小売店で棚に商品を陳列する際、こ
の床上100~150cm程度のエリアを「ゴールデンゾーン」とか「ゴー
ルデンライン」と呼びます。お客さんの視界に入りやすく、手にも
取りやすいため、売れ筋商品や一押し商品など、店にとって利益の
大きいアイテムをここに並べると、よく売れると言われています。
さて、ではホームページのゴールデンゾーンはどこでしょう?
目線の動きを記録するアイトラッキングや、クリックされた箇所の
ヒートマップ分析などでテストしてみると、下図の(1)(2)(3)のエ
リアが興味を持たれやすいということがわかります。
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│ロゴマーク │
┣━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┫
┃ (1) ┃
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│┃ ┃┃ ┃│
│┃ (2) ┃┃ (3) ┃│
│┃ ┃┃ ┃│
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│ │
奇しくもコンビニのドリンク棚と同じ、2、3段目あたりですね。
(1)にはサイト全体で目立たせたいグローバルメニューなどが配置
されます。左にあるメニューほど注意を惹く傾向があるようです。
(2)にはそのページで一番強調すべきページタイトルなどが配置さ
れます。また(3)はYahoo!など大手ポータルサイトのように、目立
つバナーが配置されることも多い箇所です。
多くのサイトがこのゴールデンゾーンに重要な情報を置いています。
それによってユーザーもその配置に慣れているため、さらにこのゾー
ンに意識が向きやすくなっているのではないでしょうか。
ホームページには個性が重要です。しかしレイアウトなど基本的な
部分で奇をてらいすぎると逆に失敗してしまいます。「あるべきと
ころにあるべきものを配置する」これが、サイト内の顧客誘導をう
まくいかせるコツなのです。ゴールデンゾーン、上手に使ってみて
ください。
2010.05.12