[ホームページを「できる営業マン」にする方法]
コンテンツこそ命
SEOという単語自体は、数年前に比べれば格段に認知度があがりま
した。Webマスターの方はもとより、中小企業経営者の口からSEOと
いう言葉を聞くことも珍しくなくなってきました。
一方で、SEOが正しく理解されているかというと、残念ながらまだ
まだ誤解が多いのも事実です。最も多い誤解は、「何か特別なやり
方をすれば、検索エンジンで上位に表示できる」というものです。
検索エンジンを利用する立場に立って考えてみてください。
あなたが検索エンジンで何かを検索して、その検索結果が役に立た
なければ、あなたはその検索エンジンを使わなくてなってしまうか
もしれません。
ところで、検索エンジンのビジネスモデルはテレビ・ラジオなどと
同様に、企業からの広告出稿にその収益の多くを依存しています。
企業が検索エンジンに広告を出稿するのは、そこに多くの利用者が
いるからです。
つまり、検索エンジンにとっては検索結果は「番組」のようなもの
であり、面白い番組=良質な検索結果を、各社しのぎを削って追求
しています。しかし、何か特別なやり方で検索結果が操作できると
したら、検索結果の品質が悪くなってしまう可能性があります。そ
のような事態は、検索エンジンにとって自らの存続の危機につなが
りかねないので、非常に神経質に対応しています。
では、検索エンジンの上位に表示されるには、どうしたらいいので
しょうか。それはたったひとつ、自社の顧客にとって良質なコンテ
ンツを提供しつづけることです。
「なんだ、そんなこと?」と思われるかもしれませんが、良質なコ
ンテンツと一言で言っても、それを自社のホームページ内に揃えよ
うとするともの凄い労力が必要とされることに気がつくはずです。
・そもそも顧客が求める情報はなんだろう
・どのような文章を用意すれば、顧客に伝わるだろうか
・読む気にさせるには、文字だけでなく図や絵も必要か
etc...
検索エンジンも年々優秀になり、ちょっと前まで通用したSEO的な
テクニックや、内部リンクを最適化した程度では目に見える成果が
あげにくくなっています。
いずれにせよ、検索エンジンがサイトを評価する際の基準として、
コンテンツの「質」がその重要度を増していくのは明らかなはずで
す。
自社の顧客を思い描きながらホームページを作り上げていく、そん
な当たり前のことを当たり前に出来るようになることが、たったひ
とつの冴えたやり方のはずです。
2010.01.27