[ホームページを「できる営業マン」にする方法]
ホームページにも"自転車専用レーン"を
最寄り駅から徒歩20~30分かかる我が家。毎日歩くにはちょっと距
離があるため、往復にはもっぱら自転車を使っています。
駅までの道の大半は、片側一車線+歩道の商店街です。決して広く
はないこの道において、自転車ははっきり言って邪魔者。特に通勤
タイムともなると、車も自転車も歩行者も多く、互いが互いのスムー
ズな通行を妨げ合うという状況でした。
それが一年ほど前でしょうか。その商店街に自転車専用レーンがで
きました。道路の両端に幅1メートルほどのエリアが確保されただ
けなのですが、それだけで自転車の通行が整理され、利便性・安全
性ともに改善されたように感じます。ユーザーの状況に合わせた専
用レーンを作ることで、それぞれがスムーズに目的地にたどり着け
るようになったのです。
ホームページも実は同じです。
目的とするサービスを探して多くの方が訪問しますが、その理由は
人それぞれでしょう。理由だけでなく、まず個人なのか法人なのか、
法人なら業種は?企業規模は?など、状況もそれぞれです。もちろ
ん求めている情報も違うはずです。
それを、一般的な説明しか書かれていない共通のサービスページだ
けで問い合わせまで誘導しようというのは、何のレーン分けもされ
ていない道路に、歩行者と自転車と自動車を通らせるのと同じ事な
のです。
同じサービスでも、法人向けページと個人向けページを用意したり、
業種別のページを設けたりすることで、ユーザー別の通り道を用意
してあげる。そういったホームページの交通整理が、問い合わせ率
を向上させる上で重要なのではないでしょうか。
2009.10.14