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[ホームページを「できる営業マン」にする方法]

そのクスリでは、ホームページの病気は治らない?

文/齋藤 伸也 :: 2008.09.24

もうだいぶ前になりますが、おたふく風邪のように耳の下がものす
ごく腫れてしまいました。朝起きて鏡を見たときには、それこそびっ
くりするほどの腫れで只事ではないなと思いました。休日だったこ
ともあって救急対応をしてくれる診療所へ行ってみると、ひょっと
したらおたふく風邪と同じような症状が出る耳下腺炎という病気か
もしれないので、専門の病院で検査をしてもらった方が良さそう、
とのことでした。

幸いに腫れはすぐに収まり、腫れていた以外はたいした症状も出な
かったので、後日大きな病院へ検査に行ってきました。テレビでし
か見たことがないような施設で各種の検査や診察をしてもらいまし
たが、結局のところ耳下腺炎の兆候は見られず、とうの昔に腫れも
収まっていたので、親知らずの歯が炎症していたのではないかとい
うことになりました。

歯科で歯の治療もしてもらい、今では何事もなかったようにいたっ
て健康な状態です。自分自身でも調べるために、ネットでたくさん
の検索をしていました。「腫れ」「おたふく」「耳下腺炎」などで
検索して自分の症状と照らし合わせてみると、素人ながらに耳下腺
炎だと思っていたので、大丈夫とわかった時には安心しました。

今回は幸いにも、各分野の専門のお医者様に検査や診察をしてもらっ
たことで、一安心できる結果につながったのです。でも、耳下腺炎
に効く薬が目の前に売っていたら、きっと買ってしまったに違いあ
りません。

さて、前置きが長くなりましたが、ホームページでも実は似たよう
な状況がおこります。

・症状は同じなのに原因が違う。わからない。
・症状に合っていないクスリを使ってしまう。

ひょっとしたら、症状が出ているかどうかもわからないホームペー
ジもあるかもしれません。具体的にはこんなことでしょうか。

・ホームページから問い合わせが来ないのは、見た目が悪いせいに
違いないから、別のWEB制作会社にリニューアルしてもらおう。

・検索しても上位に出てこないから、成功報酬SEOとやらを頼んでみ
よう。

などと、ホームページから出ている症状に自分の知っているクスリ
で対応しようとすることも多いでしょう。偶然でも効き目が現れれ
ば良いのですが、私の腫れ話のように「本当の原因は他にあった」
ということはよくある話です。素人考えの症状判断では、的確な答
えを導き出せないこともあるでしょう。

今や企業のホームページは、誰でも簡単に運営して効果が出せると
いうものではなくなりつつあります。ネットではなくリアルの会社
そのものや組織体制、商品やサービス、価格、売り方、競合との戦
い、そしてネット上での表現手法やデザイン、ユーザビリティー、
SEOや広告などの集客策、個人ブログなどに代表されるネット上での
評判などなど、ありとあらゆる要因が複雑に絡み合って、集客や成
約などの成否が決まります。

病気であれば、症状が出た後に下記の流れとなるでしょうか。

【検査・診察】→【原因・病名を特定】→【治療・投薬】

これがホームページの場合でも、ほぼ同様です。何らかの症状が出
たところで、

【調査・考察】→【原因・課題を特定】→【対策を立てて実行】

となるでしょう。あたりまえといえばあたり前ですが、症状が出た
らすぐに特効薬が欲しくなる、なんてこともありそうです。

すり傷に絆創膏、頭が痛かったら頭痛薬、などのように、わりと簡
単にわかる内容ならいいのですが、知らず知らずのうちに大病を患っ
たホームページとなっている可能性もあります。そうならないため
にも、きっちりと自社ホームページを診断して、自社に合った対策
を実行していきましょう。

2008.09.24


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