[ホームページを「できる営業マン」にする方法]
ネットの力、テレビの力、人の力
まずはこちらをご覧下さい。あるレストランが有名テレビ番組で紹介された日
近辺の、ホームページのお取り寄せ商品の注文結果です(比率で表示)。前日
比でなんと7.6倍、視聴率の高いテレビの影響力の大きさが見えますね。実際、
放映直後から注文が殺到しており、一時アクセスしにくくなるほどの盛況ぶり
でした。
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3日前 |
2日前 ||
1日前 |||
放映日 ||||||||||||||||||||||||||||||||||||| ←7.6倍!
翌日 |||||||
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注文件数が7.6倍ということで、訪問者数も7倍相当になっているのかと思いが
ちですが、実は訪問者数の伸びは3倍強に留まっています。テレビで十分に商品
説明がされていたので、買う気が満々でやってきた人たちがいかに多かったか
がわかりますね。
これを数字、いわゆるコンバージョン率(注文者数÷サイト全体の訪問者数)
でみると、2.0% → 8.6%と、実に4.3倍となっています。テレビの力をまざまざ
と見せつけられました。
一方、どうすればテレビに出られるかというのも気になるところですが、テレ
ビや雑誌などで取材対象をどのように探すのかを考えると少し見えてきます。
仮に担当者になったとして、例えば「来週は○○特集だ!」ということになっ
たら、どうするでしょうか? あらかじめ取材対象や情報源があれば別ですが、
そうでなければネットで検索するというのは、短時間で取材の手がかりをみつ
けるのに便利そうです。
イメージとしては、こんな感じでしょうか。
--- 取材担当者がネットで検索したら、
1.○○で検索結果上位に表示されていて
2.他サイトでもQ&Aサイトの答えやブログに記載が多く口コミがある
3.サイトの中をみても良さそうなお店だし、よく取材もされているようだ
--- そして、実際の取材が終わって、テレビで放映されると
4.視聴者にお店の存在や商品の内容が伝わり
5.視聴者が○○や店舗名で検索して
6.内容を確認して、安心して即決購入する
といったように、「情報」がリレーされています。ネットだけ、テレビだけ、
商品だけで、どうにかなるというものではなく、全て人を介してつながってい
るのです。
ネットやテレビなどで露出するためのテクニックはたしかに存在しますが、そ
れを最も強固にするのは実は「人の力」かもしれません。人が会社を起こし、
人が商品を企画生産して、人が商品やサービスを提供する、それが人を介して
情報が広がり、ネットやテレビで露出されてまた人に紹介される、といったよ
うに全て情報がリレー形式でつながっています。
ネットで検索すれば様々な情報が手に入る時代、だからこそ情報を知識や知恵
に変えられる「人の力」を最大限に活かしたいものです。
2007年もメールマガジン「ホームページをできる営業マンにする方法」をお読
みいただき、ありがとうございました。今年の漢字が「偽」となりましたが、
「偽ることのできない真の実力」が試される時代になっていくのでしょうか。
我々イーナチュラルも、「偽」ではなく「偽ることのできない真の実力」をつ
けるため日々精進しておりますので、来年2008年もどうぞよろしくお願いいた
します。
2007.12.26