[ホームページを「できる営業マン」にする方法]
文字とメディアは適材適所
つい先日、運良く映画「ALWAYS 続・三丁目の夕日」の試写会に当選し、公開に
先立って観ることができました。昔の東京の街並み、東京タワー、そして空の
ある日本橋を映像で見ると、私の頭の中で「昔はこんな風だったのかなあ」と
イメージが広がります。映像で見せられると、やはり伝わりますね。
▼ ALWAYS 続・三丁目の夕日
http://www.always3.jp/
逆のたとえ話ですが、こんなイメージの行き違いもあります。
クライアント「弊社に合う格好良いイメージのホームページを作ってください」
制作会社「はい、わかりました!」
一生懸命にデザインをして・・・
制作会社「御社に合うイメージで制作したのがこちらです!」
クライアント「う~ん、なんかイメージと違うんだよな~・・・」
ホームページ制作に限らず、どこの制作現場でも似たようなことがありそうで
すね。それほど、人間の頭の中のイメージとは難しいものです。
さて、ご存じの通りにインターネットでも、映像、写真、音などを利用するこ
とができます。これこそ頭の中のイメージを、表現してくれるメディアではな
いでしょうか。
ホームページで富士山を紹介したい場合「日本で最も高い山で、ちょうど円錐
のように裾野が広がる美しい山です。」という文字を並べるよりも、たった1
枚の写真で強烈に伝わります。中華料理店で海鮮おこげを紹介するのも、アツ
アツのあんをおこげにかける瞬間を音と映像で伝えることができれば、さぞや
食欲をそそるでしょうね。
さきほどの制作現場での例など、直接的なイメージ伝達が難しい場合でも、変
わりのメディアで認識をすりあわせたり、言葉で補足したりなどしておけば、
イメージの食い違いも少なくなるでしょう。
頭の中のイメージを映像や写真・音などで表現したいのはやまやまですが、ホー
ムページから文字を無くしてしまうことはできません。集客効果に直結するSEO
に文字は欠かせませんし、商品スペックなどの説明には文字が便利です。うん
ちくやキャッチコピーなどにも、やはり文字が重要です。
・カメラで撮影できるモノは写真で
・目に見せられるモノは図で
・動きがあるモノは動画で
・音は動画や音声で
・文章や言葉は文字で
つまり、文字とメディアの適材適所が必要、ということにでもなりましょうか。
2007.10.24