[ホームページを「できる営業マン」にする方法]
トップの理解と現場の協力
仕事柄、様々な【Webマスター】とお会いします。その中で、
・仕事が早い
・決断が早くて理にかなっている
・社内情報の収集が早くて充実している
などと思うことがありますが、よくよく実状を聞いてみると、このような場合
は【Webマスター】本人が勉強されているのはもちろんのこと、組織の【トップ】
と【現場】が一丸となってインターネットのマーケティング活用に取り組んで
いる会社が多いようです。
【トップ】とは、会社の経営陣や事業部門長などを指し、
【現場】とは、営業、生産、実店舗など顧客や製品と接する各部門のことです。
社長自らがWebマスターも現場も全てやりくりしている小規模な会社をのぞけば、
どんなに優秀なWebマスターがいたとしても、何でも一人で決めることはできま
せん。トップが理解をし一定の権限を委譲したり予算を確保することで、スピー
ディーな意思決定や様々な施策が可能になるというものです。また、現場が協
力してくれなければ、コンテンツを作成したり顧客に対応する部分でもままな
らなくなってきます。
現に、Webマスターは頑張っているけど、社内の協力が得られずに動きがとりに
くいといったことをよく耳にすることもあります。一方、前述のような優秀な
Webマスターと出会うに連れ、インターネットをマーケティングに活用するため
には、協力のトライアングルが必要なのだということを肌身に感じます。
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│ ト ッ プ │
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│ \
│ \
│ \
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│ Webマスター│─│ 現 場 │
└──────┘ └──────┘
トップや現場の助けがなければ、いくらWebマスターが孤軍奮闘してもWebマー
ケティングを実現することは難しくなります。トップの理解がまるでなかった
りすると、それこそ身動きがとれなかったり、変な方向へ行ってしまいがちで
す。
インターネットをマーケティングに活用することに理解を示してくれるトップ、
一緒になって協力してくれる現場、それらのサポートがあってこそWebマスター
の活躍の場ができるようです。
Webマスターにトップや現場の協力を仰ぐポイントを聞いてみると、【トップ】
にはアクセス解析結果を検証して、効果的な投資を実現できていることや成果
を数字で見せ、【現場】にはネットを経由して出会ったお客様を、メールや電
話、店頭などを通じて現場と出会わせたり、数字を見せたり、ネット上での露
出している様を実際に見せることで、Webマスターの奮闘ぶりをアピールしてい
るようでした。
是非、皆様の会社でもトップや現場と一丸となり、
Webマーケティングを最大限に活用してください。
2006.08.23