[ホームページを「できる営業マン」にする方法]
損をしないPPC広告、無用な検索キーワード
今回のテーマはPPC広告です。PPC広告は、リスティング広告、検索連動広告、
キーワード広告などと様々な言われかたをしていますが、検索エンジンで検索
したときに上部や右側もしくは下部などに出てくる広告のことです。Yahoo!で
はスポンサーサイト、Googleではスポンサーという表記で通常の検索結果とは
区別されています。
PPC広告は既にご存じの方が多いでしょうが、簡単に説明しますと検索キーワー
ドにオークション形式で広告掲載を入札し、各広告サービス提供会社によりま
すがより入札金額が高いものや、よりクリックされやすいものなどが上位に表
示され、クリックされる毎に課金されるクリック課金型の広告です。クリック
毎の課金ということで、Pay Per Click 略してPPC広告などと言います。
検索エンジンの利用者は、自分が知りたいことそのものを検索キーワードとし
て入力することが多いため、検索キーワードはユーザーのニーズということに
なります。例えば、入力した検索キーワードが「車買取 東京都」であれば、
東京都で車買取サービスを検討している方ではないかということが想定できま
す。そのため「車買取 東京都」というキーワードに対してPPC広告を出稿して
れば、のどから手が出るほどのユーザーに直接アピールできるということにな
ります。
つまり、自社の潜在顧客が入力する検索キーワードに対してPPC広告を出稿して
いれば、のどから手が出るほど欲しい潜在顧客に対して直接アピールできると
いうことになります。
・潜在顧客に直接アピールでき
・クリックされた時にしか課金されず
・オンラインで広告管理もできる
など、メリットの多いPPC広告ですが、よく知らないで運用していると、もった
いない広告を出し続けていることにも繋がりかねません。
それは、無用な検索キーワードす。
代表的なものが「無料」です。無料で何かを欲しいと思っているユーザーに有
料で売るのは至難の業です。○○という製品やサービスを提供している会社が、
「○○」というキーワードに広告出稿すると、一般的には「○○ 無料」でも
広告が表示されます。そうならないためには、掲載して欲しくないキーワード
を設定することが必要です。Overtureは対象外キーワード、Googleは除外キー
ワードとして登録が可能です。ここに「無料」を設定しておけば、「○○ 無
料」で広告表示されなくなります。
今回は「無料」を例にしましたが、東京の産婦人科がキーワード「大阪 産婦
人科」に広告を出すのはもったいないですし、大人専門の英会話教室がキーワー
ド「子供 英会話」に広告を出すのももったいない話です。
無料やエリア名など、すぐに思いつくキーワードばかりならいいのですが、同
音異義語であったり、他分野に有名ブランドがあったりなど、知らないところ
でよく検索されているキーワードには注意が必要です。そのような無用キーワー
ドの把握は、アクセス解析でチェックするのが得策でしょう。
イーナチュラルでも自社や顧客のPPC出稿管理には、アクセス解析を併用してい
ます。広告出稿しているURLに目印をつけておけば、広告経由の検索キーワード
一覧なども抽出できますので、無用キーワードをすぐにみつけられて便利です。
いちにのアクセス解析(イーナチュラル提供のアクセス解析ASP)
http://www.12no3.com/access/
Googleアドワーズ効果測定
http://www.12no3.com/access/naradewa_addwords.htm
メリットの多いPPC広告ですから、無用な検索キーワードなどを除外するなどし
て賢く活用し、その恩恵を最大限に享受しましょう。「無料 ○○」に何十万
円もつかっていたとしたら・・・もったいない話です。
2006.07.26