[ホームページを「できる営業マン」にする方法]
Googleでマーケティングデータを調べる
ここ最近、Googleが便利ツールをたくさん公開してくれています。数ある中で、
すぐにでも企業ホームページの運営に活用できそうながこの二つです。
Google アドワーズ広告: キーワードツール
https://adwords.google.co.jp/select/KeywordToolExternal
Google Trends
http://www.google.com/trends
「Google アドワーズ広告: キーワードツール」は、以前からあったツールがバー
ジョンアップされたもので、その名の通りにアドワーズ広告のキーワード選定
や追加のためのツールです。しかし、アドワーズ広告のアカウントを所有して
いなくても利用ができますので、広告出稿前の調査や予算を検討するにも役立
てられます。
実際の使い方は、例えば顧客の検索ニーズを探りたい場合に、思いつく代表的
なキーワードやサイトのURLを入力すると、それに関連するキーワードが一覧と
なって出てきます。類義語も表示してくれるため、今まで気づかなかった新た
な検索キーワードの発見にもつながることでしょう。さらに、検索ボリューム
や過去1年間のボリュームを月毎にグラフで表示してくれるため、季節変動まで
理解できます。
表示される数値は相対的なもので実数値が表示されないため、月間検索数(予
測値) として表示されるOverture キーワードアドバイスツールと併用すると、
さらに理解が深まるでしょう。
Overture キーワードアドバイスツール
http://inventory.overture.com/d/searchinventory/suggestion/
もう一方の「Google Trends」ですが、検索のトレンドを折れ線グラフで表示し
てくれます。キーワードの間をカンマ「,」で区切ると○○vs●●vs▲▲などの
ように、何軸かのグラフを重ねて表示できますので、様々な対比をしながら検
索ボリュームの動きが確認できます。
検索数の少ないキーワードは表示されませんので、自社名で調べて結果が表示
されなくても、あまり悲観はしないでください。
最近のイベントで母の日や父の日がありましたので、敬老の日と合わせて対比
してみました。下記をクリックして確認してみてください。実際のイベント日
より以前に最盛期があることや、それぞれのボリュームの違いなどが把握でき
るでしょう。
Google Trends: 母の日,父の日,敬老の日
http://tinyurl.com/pmhpt
キーワードの間を「|」で区切るとOR検索となり「ブログまたはblog」の検索ボ
リュームなども把握できます。右肩上がりのグラフがトレンドを物語っていま
す。また、日本国内に限ったデータではありませんので、ご注意下さい。先ほ
どのblogも世界中のGoogleのデータのようです。
Google Trends: ブログ|blog
http://tinyurl.com/o34z5
「Google アドワーズ広告: キーワードツール」も「Google Trends」もそうで
すが、貴重なマーケティングデータが無料で手に入ってしまいます。これまで
は考えられなかったことですが、自社が無料で手に入れられるデータは、競合
他社も無料で手に入れられます。そのため、得られたデータをどのように自社
ホームページの企画や構築、広告宣伝活動に活かすことができるか、そこが腕
の見せ所となります。是非ご活用下さい。
2006.05.24