[ホームページを「できる営業マン」にする方法]
知っておきたい最低限のインターネットスキル
企業活動や個人の生活でも、だいぶあたり前になってきたEメールコミュニケー
ションを中心としたインターネットの活用。これから社会に出ていくというよ
うな若い世代は、学校でインターネット関連の授業を受けるなど、基本を身に
つける機会があるかもしれません。しかし、インターネットが普及する時に既
に社会に出ているような世代では、ほとんどの方が自己流でスキルを身につけ
ているため意外に基本部分を知るチャンスが無かったという方も多いと思いま
す。
自己流でも何とかなる場合が多いのかもしれませんが、ふとした時に基本を知
らなかったことで情報を確実に届けることができなかったり、相手に迷惑をか
けてしまったりする場合があります。代表的な例としては、下記のようなもの
があります。
・全角半角の違い
「@」と「@」は別もの、メールアドレスに全角が一文字入っただけで、メール
が届かなくなります。インターネットの世界ではは半角英数字が基本ですので、
URL、メールアドレス、IDやパスワードなどについては、基本的に半角を利用す
るようにしましょう。
・半角カタカナは利用しない
iモードなどの携帯電話や銀行のシステムなどでは半角カタカナが利用できるた
め、意識せずに半角カタカナを利用してしまうケースもあるようです。しかし
半角カタカナをメールや送信フォームなどで利用すると正しく届かない場合が
ありますので、これも注意しなければなりません。
・機種依存文字を利用しない
一番多いのが株式会社の省略である「(株)」1文字。ワープロ時代からの便利
な文字ではありますが、機種依存文字といってきちんと表示できる機種とそう
でないものがあります。例えば問い合わせフォームなどで会社名を記載する時
に利用すると、「?○○カンパニー」などと「?」表示となってしまったりする
など、正確な社名を伝えることができません。
・カンマ「,」とピリオド「.」
メールアドレスの入力間違いで多いのがこれ、カンマ「,」とピリオド「.」の
違いです。「mail@test.co.jp」と「mail@test.co,jp」、パッと見ると同じに
見えますが、やはりカンマ「,」にしてしまうとメールが届きません。問い合わ
せをしてもいっこうに返事が届かないなあと思っていると、意外に自分のメー
ルアドレス入力ミスが原因だったりします。
・toとccとbccの違い
Eメールの宛先には3種類あり、to(宛先)とcc(カーボンコピー)とbcc(ブ
ラインドカーボンコピー)があります。時折、toやccに取引先をずらっと並べ
て異動や退職の挨拶が送られてきたり、DMが送られてきたりすることがありま
せんか? toやccのアドレスは全て見えてしまいますので、個人情報をばらまく
メールを送っているのと変わらなくなってしまいます。まとめてメールを送り
たい時にやってしまいがちな内容ですので、くれぐれも自社から顧客や見込顧
客などへあてたメールでのミスにはご注意下さい。信用失墜となってしまいま
すので。
それぞれの詳しい内容を知りたい方は、解説したサイトなどがあると思います
ので、検索エンジンなどで探してみてください。また、ここにあげた以外にも
基本的なマナーなどが各種あります。今のご時世なら、電話のマナーや名刺の
渡し方などと一緒にEメールの使い方なども新人研修であるかと思いますが、新
人だけでなく使い慣れているはずの方々でも、基本をおさらいしておく機会が
あるといいですね。
基本を知っているだけで仕事の効率を下げる要因を排除したり、顧客からの問
い合わせメールの不備などについても原因がわかったりと、お得になることは
たくさんあります。ホームページができる営業マンとして活躍をしてくると、
Eメールなどでの問い合わせの量が増えます。できる営業マンをサポートする
スキルも必要ですので、何かの機会に基本のおさらいを。
2004.03.24