[ホームページを「できる営業マン」にする方法]
アクセス解析はじめの一歩
アクセス解析は解析結果を眺めるだけに行うものではありません。サイト内の
ユーザー行動を把握し、ユーザーがどのようなところから、どのような意図を
持って来訪し、どのページをどのような意図で閲覧していったかを把握するた
めにあるのです。
一般の店舗などでユーザー行動を把握するためには、コストがかかりすぎて実
現が難しいというのが現実です。各種センサーやIDタグなどを利用して追跡す
る例などもありますが、まだまだ一般的ではありません。もちろん、購入情報
や顧客の属性などはPOSシステムの発達によって成果をあげることができるよう
になりました。しかしPOSとてスーパーやコンビになどいわゆる大手での活用が
主で、一商店主にとっては手が届くシステムではありません。
ところが、インターネットではアクセス解析という便利なツールがあり、コス
トも無料のものからあるため非常に導入が容易になっています。せっかくのツー
ルは活用しない手はありません。今日の訪問者は何名だった。たったそれだけ
を把握するだけでも、曜日毎の訪問数や日毎、月毎の訪問数がわかります。
せっかく把握した数字を「あ、そうなんだ」で終わらせるとそこまでですが、
「どうして、こうなったんだろう?」という「なぜ?」が出てくればしめたも
の。自社サイトのプロモーションと訪問数の因果関係が知りたくなり、「ひょっ
としたらこうじゃないか?」という仮説が立てられるようになり、ひいては仮
説の検証がしたくなるのではないでしょうか。
アクセス解析はじめの一歩は、アクセス解析結果に対して「なぜ?」と問いか
けることです。すべての数字は、様々なユーザーが様々な意図を持って行動し
た結果が数字となって現れたものですから、そこに「なぜ?」と問いかけるこ
とで、ユーザーのことをもっと理解できるようになると思います。
目の前のアクセス解析結果に「なぜ?」、これがホームページの活用のはじめ
の一歩です。
2004.02.11