[ホームページを「できる営業マン」にする方法]
ホームページで「伝える」時の力の配分
何かを伝えたい時は、力の配分に気をつけないと、何も伝わらなくなってしま
います。ユーザーとして「A」という内容を求めていたとして、たまたま見つ
けた次の6つのようなホームページがあった場合、どれが「A」の内容を表して
いるページだと思いますか?
(1) (2) (3) (4) (5) (6)
┌───┐ ┌───┐ ┌───┐ ┌───┐ ┌───┐ ┌───┐
│AAA│ │ADA│ │ │ │ABC│ │AAA│ │BCD│
│AAA│ │BCB│ │ A │ │あいう│ │AAA│ │AAA│
│AAA│ │CBC│ │ │ │123│ │BCD│ │AAA│
│AAA│ │DAD│ │ │ │イロハ│ │EFG│ │AAA│
└───┘ └───┘ └───┘ └───┘ └───┘ └───┘
人によって多少の違いはあるかもしれませんが、おそらく
最もよく伝わるのは、(1) (3)
次に、(5) (6)
最後に、(2) (4)
という序列でないでしょうか?
ところが、実際にホームページを作ろうとすると、(2)や(4)のあれもこれも
というケースが多く見られます。「あれも伝えたい、これも伝えたい」と情報
の量や種類を増やすことによって、どんどん焦点がずれていきユーザーにとっ
てはさっぱりわかりにくいものとなってしまうのです。
このサイトは何のサイトなのか? このページは何のページなのか? 何気なく
サイトに訪れたユーザーが思ってくれる印象と、自社の伝えたい印象が合致し
ていなければ、サイトの成功が遠のいてしまいます。何かを「伝える」ために
は、「あれもこれも」ではなく「強弱、メリハリ」など力の配分に注意してみ
ましょう。すっきりシンプルに行くと意外にわかりやすくなるものです。
2004.01.28