[ホームページを「できる営業マン」にする方法]
今年も気になる用語だったSEO
SEO(エスイーオー)Search Engine Optimizationの略で、検索エンジン最適化
のこと。
ほとんどのホームページの場合、新規ユーザーの大半は検索エンジンからやっ
てきます。これは紛れも無い事実です。オンラインオフラインを問わずに広告
をたくさん出稿している企業は広告から来訪するということも考えられますが、
そういった広告活動をしていない中小企業などでは、より一層検索エンジン経
由のユーザーの比率が多いことと思います。
言うなれば、検索エンジンで検索しても出てこないホームページは、人通りの
無い道にお店を構えたり、電話帳にも載っていないお店と同じようなもの。せっ
かく作ったホームページが人に見られないことは悲しいですからね。
通常の店舗であれば、まずは顧客が確保できるかどうか商売が成り立つ立地か
どうか入念にリサーチをしてから場所を決め、その上で店舗の外観や内部を決
めていくと思います。それがインターネットになると、いきなり見た目から入
ることが多かったようです。インターネットにも検索結果という立地のような
ものがありますから、その辺の意識が広まっていくのはいい事ですね。
ただ、SEOに関して間違った理解をしている場合もあるようです。自社と関連の
無いキーワードで上位に表示されたところで意味が無いですし、訪れたユーザー
だってすぐにどこかへいってしまうでしょう。検索エンジンで実際に検索をす
るのは人です。自社のホームページを見て欲しい人がどんな状況でサイトに訪
れるのか、どんな検索キーワードを入力するのか、何を求めてくるのか、など
といったことを考慮しながら、サイト全体の構成や各ページの内容を検討して
いかなければなりません。
SEOだけでなく、Googleアドワーズ、Overtureスポンサードサーチといった検索
キーワードに応じたクリック課金広告なども含めて、よりホームページの成果
を生み出すものに考え方がシフトしていることはとても良い印象を受けます。
効果のわからないものに膨大なコストをかけるのでは無く、効果的なものを効
果的に活用していきたいものです。
2003.12.24