[イーナチュラルな人々]
赤い色につられる - 無意識の色認識 -
先日の大阪出張にて。
赤い「JAL」の看板や目印を見ながら移動していたら、
ずっと赤に注目していた結果、ふと気づいた時には
赤い「女性化粧室」にたどりついてしまいました。
ハッとなって入りはしませんでしたが、
空港に着く前にも、赤い「御堂筋線」に乗っていたり、
赤い「551 HORAI」に立ち寄っていたりと、
脳内が赤く染まっていたのかもしれません。
赤い色に誘われてしまいました。
色は無意識に私たちを誘導していることが多いです。
特に電車の路線カラーも設定されていて、
慣れない場所では大きな手がかりになります。
例えば、東京の大手町駅で乗り換えるときには、
視界に入る色を頼りに進むことが多いのではないでしょうか?
-赤い「丸ノ内線」
-青の「三田線」
-緑の「千代田線」
-紫の「半蔵門線」
-水色の「東西線」
無意識レベルで、足が向く方向を決める要素になっています。
業務でも、企業のコーポレートカラーを意識したデザインや
色のメッセージ性、色の組み合わせは、とても重要です。
色は、視覚的な構成要素として大きな比重を占めていますよね。
-色を変えただけで、可読性が変わる
-色を変えただけで、クリック率が変わる
-色を変えただけで、コンバージョン率が変わる
ということが実際にあるので、侮れません。
Webサイトの構築や運営時にも、色にご注目くださいませ。
というわけで、赤い色につられてしまった話でした。
大阪空港での話、赤い「JAL」でなく、
青い「ANA」だったら、スムーズに
青い「男性化粧室」にたどりつけたかもしれませんね。
2024.10.09