私は３年前からリモートワークとなり自宅で仕事をするように
なりましたが、仕事をしている部屋には当初エアコンがありません
でした。

が、エアコン無しにやる過ごせるほど日本の夏は甘くないことは
もはや全国民が知るところで、どうやらリモートワークが続きそう
だと分かったタイミングで仕事部屋へのエアコン導入を決めました。

ただ、それには思ったよりもお金がかかりました。
というのも設置場所が３階で、既存のエアコン配管も無かったので
足場設置なら何やら必要で、工事費だけでウン十万となったのです。

そんな訳で、ケチったつもりはないけれど深層心理でリミッターが
働いたのか、冷房・暖房が出来ればそれで良しと割り切って、
エントリークラスのエアコンを買いました。

が、これがあまりよろしくなく、温度を設定しても思うような
室温にならず、特に冷房時の湿気戻りには閉口しました。

冷房時に蒸し暑いなと感じて部屋の温度計をみると、
室温こそ26℃ですが湿度は70％オーバーで、そりゃ不快にも
なりますよね、という状況でした。

ということで、あがる一方の電気代が気になりつつも、
快適さへの欲求にあらがえず、追加で除湿機を導入しました。

除湿機にもいろいろ方式がありますが、多少電気代がかかっても
ここはガッツリ除湿をして欲しかったのでコンプレッサー式の
除湿機を購入しました。

果たして仕事部屋に導入された除湿機ですが、当たり前ですが
カラっと除湿してくれます。ちょっと蒸すなと感じたら30分程度
運転すれば、湿度が60％を切るくらいまであっという間に
除湿してくれます。

除湿機のタンクには「おまえたちどこにいたんだ」と思うくらい
水が貯まっていて、それをベランダに流すときには収穫の喜びに
近い謎の快感も得られます。

覚悟はしてたけど思ったよりも音がうるさいとか、
気になる点がないと言ったら嘘になるけどトータルでプラスと
感じるのでよかったと頷きながら、ふと目に留まったエアコンの
リモコンに、漢字二文字が記されているのを認めました。

[ 除湿 ]

人間の思い込みとは不思議なもので、冷房・暖房機能しかない
エアコンを購入したと思い込んでいて、除湿ボタンが目に入って
いなかったのです。

除湿機はなんぼあっても良いですからね、と芸人のミルクボーイも
言ってたとかいないとか聞いていますので、
これはこれで梅雨時の衣類乾燥に活躍してもらいましょう。

しくじったー！