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[イーナチュラルな人々]

ガパオが好きな男

文/田中 秀史 :: 2022.09.28

まったくもって個人的な話になりますが、私はガパオが好物です。
多くの方がご存じの通り、タイを代表する料理のひとつですね。

頬張ると、濃いめに味付けされた鶏挽肉のうまみと唐辛子の辛みが
口の中に広がり、バジルの香りが追いかけるように鼻に抜けていく
あの感じが個人的な好みど真ん中です。

ということで、リモートワーク以前にオフィスに通勤していた際は
近くのタイ料理屋でガパオをよく食べていました。

東京の京橋時代は、いまはなきワンタイという店に通っていました。

【閉店】ワンタイ - 京橋/タイ料理 | 食べログ
https://tabelog.com/tokyo/A1302/A130202/13007588/

小さな雑居ビルの地下にあるお店で、往年のジェリー藤尾似の
タイ出身(たぶん)のご主人が経営されていました。

バジルとナンプラーのバランスが絶妙な、濃すぎない味の
ワンタイのガパオが、私は大好きでした。

そのご主人がタイに帰国するので、閉店になったと聞いています。
大変残念ですがガパオのおいしさを私に教えてくれたワンタイには
感謝しかありません。

そして東京の人形町にオフィスが移転してからは、
私のガパオ補給ポイントはピーナッツ食堂というお店になりました。

バンコクピーナッツ食堂
http://bkk-peanuts.com/

ワンタイの時は男性・女性が入り乱れていた記憶がありますが、
ピーナッツ食堂は圧倒的に女性です。おそらく30席くらいあったと
思いますが、ランチの時に私以外は全員女性なこともありました。

ジェンダー的な物言いはデリケートな昨今ではありますが、
女性の多い店に外れ無しを体現するお店でした。

こちらの店は今も健在ですが、次に再開発するならここだな臭が
プンプンするエリアなので油断はなりません。

そしてリモートワークになった今、私のガパオ欲を満たすのは、
私自身です。つまり自作しています。

これは近所にタイ料理屋が無いからに他なりません。
その代わりに農協の直売所が近場にあり、そこでバジルが手頃に
手に入るので、自作の道が開けた次第です。

自分で作ってみると分かりますが、ガパオ、簡単です(笑)
挽肉とバジルと唐辛子を調味料でイイ感じに炒めれば、
そこにガパオが発生します。

バジルは旬は夏の時期なので、この夏はガパオをよく食べました。
が、季節はもうすぐ秋、自宅ガパオはしばしお別れとなりそうです。

さて、冷蔵庫に残ったナンプラーをどのように使い切ろうか。

2022.09.28


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