[イーナチュラルな人々]
春は断捨離の季節
私の住むさいたま市はこのところ春めいてきて、
汗ばむような陽気になる日も出てきました。
暖かくなればいろいろと体も動くようになるので、
長年の懸案だった物置の整理に着手いたしました。
今の家には2014年に引っ越したので、すでに8年近い歳月が流れて
いますが、その当時からそのままの開かずの段ボールが存在します。
開かずのままの理由は、段ボールの中身は必要の無いものばかりと
分かっているからです。中身は、どれも中途半端な私の思い出です。
私の名誉のために言っておきますが、別に捨てられない人では
ないのです。どちらかと言えば、不要なものはさっさと処分する
タイプです。
なんですが、なんかこう妙な収集癖のようなものがあって、
なぜこれが?というものが、気がつけば澱のように貯まっています。
開かずの段ボールから出てきたものを、いくつか披露しましょう。
・学生時代のバイト時につけていた名札
・同じくバイトの時にもらった各種名刺
・前職の給料明細
・昔の学生手帳
・映画前売り券の半券
・電電公社時代の使用済みテレホンカード
などなど
「思い出だよ、思い出」と自分を納得させてしまい込んだ数々が
この春、一斉に飛び出してまいりました。
なぜこんなものにこだわっていたのか、
自分でも全然分からないのですが、少なくとも今の私には不要な
ものばかりですし、他の人の価値になるとも思えないので、
キレイさっぱり捨ててしまいました。
ついさっきまであった、私の思い出段ボールがあったスペースには
今は何もなく、ガランとした感じにちょっとした寂しさを感じる、
なんてことは全然なくて、さっぱりして良かったなという感想しか
ありません。早く捨てておけば良かった(笑)
さて、冒頭でさいたま市は春めいた陽気と書きましたが、
この文章を書いている今は雪が降っております。寒いです。
ちょっと三寒四温が過ぎませんかね。
2022.03.23