[イーナチュラルな人々]
初めての喉頭痙攣(こうとうけいれん)
長いこと生きていると、いろんなことに遭遇するものですね。
それは、1月10日の成人式の日の夕食での出来事でした。
その日のメニューは、塩サバ焼き・小松菜のおひたし・人参サラダ、
白菜の玉子スープ、そしてビール、というラインナップでした。
で、白菜のスープは中華味だったので、
ここにお酢とラー油を入れれば酸辣湯風になるのではと思いました。
なんなら追加で春雨入れてもいいな、と。
さっそくお酢とラー油を入れて、
一口すすったところで盛大にむせました。
鍋でひと煮立ちすることなく、カップに注いだスープに直接お酢を
入れたのでお酢成分が適度に飛んでおらず、ダイレクトにお酢が
主張していたのです。加えて、ラー油の追い打ちもありました。
むせちゃったなと思った次の瞬間、なんか喉の様子が変なことに
気がつきました。喉の奥の方が張り付いているような感じになり、
息も出来ないし、話すことも出来なくなってしまったのです。
かろうじて鼻から少し呼吸が出来るものの、全然足りません。
あれれ、これは本当に苦しいです。水の中に沈められているよう。
これはこのまま死んでしまうのでは?救急車呼ぶか?と思いつつ、
キッチンのシンクでヒューヒューゼーゼーしながら、
それこそ呼吸に全集中しておりました。
その間約2分くらいでしょうか、そうこうしているうちに
へばりついた喉の感覚が柔らいで、呼吸がいつも通り出来るように
なりました。
誤嚥性肺炎のように気管に何か入ったのかなと思い、
後日ネットで調べたところ、まさに私が遭遇した症状と同じ
喉頭痙攣(咽頭痙攣ともいうようです)という症状に
たどりました。
異物に対しての過剰な防御反応によって声門は閉鎖するそうで、
私の場合は異物とはお酢もしくはラー油だったと思われます。
終わってみれば人生を彩るエピソードのひとつですが、
人生、どこに落とし穴があるか分からないと思いましたね。
みなさんも、スープ類への追いお酢・ラー油には
充分にお気をつけくださいませ。
2022.01.25