[イーナチュラルな人々]
視野を広くもつということ
私は仕事柄たくさんのウェブサイトに目を通します。
たくさんのサイトに目を通すことで養われる「目」のようなものが
あると思っているのと、単純にインターネットに関する情報に
多く触れていないと、いろいろと取り残されてしまう、
というのもあります。
仕事だけではなくプライベートで興味がある話題も、
情報収集のツールはほとんどインターネットになりました。
いまネットが無くなったら、まぁまぁ途方に暮れますね。
そんな訳で、情報収集は昔に比べれば遙かに簡単になった一方で、
ネットでの情報収集では、ある種の偏りが問題になっていることを
耳にした方も多いと思います。
エコーチェンバー現象 や フィルターバブルといった言葉を
最近よく見かけるようになりましたね。
ネットは、既存のメディアと違ってパーソナライズされているのが
特徴のひとつです。個人個人の趣向に合わせて、興味を持ちそうな
話題に自然と多く触れられるような仕組みが、各所で動いています。
それはそれで非常に便利な仕組みですが、
自分が見たい情報、好きな情報、意見が一致する情報しか集まって
こなくなると、自分の意見だけが正しいと錯覚しかねないので、
おっかないですよね。
そのおっかない状態を表現するのが前述の言葉ですが、
そういう言葉を知っているだけでも、ネット情報の接し方に
慎重になれるんじゃないかと思います。
なんでこんな話をしているかというと、
なんか最近多いじゃないですが、ネットとかSNSを通じた殺伐と
した話。こんな世の中の情勢も、影響あるのかもしれませんけど。
自分の意見を持ちつつも、相手の意見も認め、広く視野を持ちたい
ものですが、とはいってもなかなか難しいですよね。
人生は修行です。
2020.11.25