[イーナチュラルな人々]
身体感覚としてのお金
今、バックアップを考える
スマホをiPhone7に機種変して、
モバイルSuicaを使うようになったころから、現金を使う機会が
めっきり減りました。
Suicaへのチャージも、スマホからクレジットカードで行うので、
僕にとってのお金の存在は、銀行口座に表示される数字の流れに
なりつつあります。
僕がお金の概念を理解出来るようになったのは何歳のころだったか
記憶は定かではありませんが、当初はお金のそのもの、
つまり宝石などと同じように、硬貨や紙幣自体に価値があると
理解していたと思います。
でも、実際には硬貨や紙幣そのものには価値はありません。
硬貨はただの金属の塊ですし(金貨は別として)、紙幣は紙です。
「この紙にはこれだけの価値がありますよ」と日本銀行が信用を
保証していることで、初めて紙幣に価値が生まれるわけですが、
このお金の概念を理解するのは難しいですよね。
硬貨や紙幣は、物体であるがゆえに体感的であり、
お金の概念を理解する初期段階では、結構重要な役割に担っている
気がするんですよね。
しかし、世の中の流れは電子マネーへと向かい、
物体としてのお金に触れる機会は稀少になることと思います。
そのような世の中になったとき、
子供たちはお金の価値をどのように身につけていくのだろうか、
そんなことをふと考えたりします。
2018.06.27