[イーナチュラルな人々]
ストレッチ素材
私は今、非常に窮屈な思いをしています。
なぜなら本日着用のパンツが、ストレッチ生地ではないからです。
パンツと言っても、下着のパンツではありません。
いわゆるズボンです。最近言いませんね、ズボンって。
特に意識してたわけではありませんが、気がつけばここ数年で
購入したパンツは、どれもストレッチ素材でした。
ストレッチ素材の洋服って昔はあんまりなくて、
あってもすぐに伸びてしまったり膝が出ちゃったりと、
「動きやすいけど劣化も早い」というイメージを持っていました。
が、この辺は、やはり素材自体の改良が進んでいるでしょうね。
そんなことは意識することも気がつくこともなく、当たり前に
着用していますので、素材メーカーの技術者の人ありがとう、と
伝えたい気持ちでいっぱいです。
ただ、ストレッチ素材もよいことばかりではありません。
僕はたいへん図々しいので、いつもはいているパンツが窮屈だと、
「あれ、洗濯で縮んだかな?」と思ったりするのですが、
事実は、私自身がストレッチしてるのです、主に横方向に。
しかし、この最初の「あれ?」な感覚を、
「いいよ、いいよ、私が伸びますよ、だってストレッチだもの」と、
ストレッチ素材は、みつを的なやさしさで私を包み込みます。
本来なら気づきを得られるタイミングで、私は甘やかされるのです。
結果、どうなるかというと、
気がつかないうちに、わがままボディを身にまとうことになります。
ストレッチしたまま元に戻らない私が、そこにいます。
この瞬間、やさしさだけが愛ではないと気づくのです。
だから、今感じているこの窮屈な思いは、
これは必要なことなんだと受け入れています。
勢いでここまで書いてしまいました。
仕事に戻ります。
2018.04.25