[イーナチュラルな人々]
100キロのウルトラマラソンを走ってみた
先日「東京・柴又100K」というウルトラマラソンを走りました。
朝8時に寅さんの地元、葛飾区柴又の河川敷をスタート!
江戸川をひたすら北上して茨城県五霞を45キロで折り返し、
通ってきた河川敷を今度はひたすら南下します。
柴又を通り過ぎて江戸川区の篠崎95キロ地点でもう一度折り返し、
柴又に戻ってくるという100キロのコースです。
100キロの距離感ですが、東京駅出発で北だと宇都宮、
西だと富士山あたりでちょうど100キロです。
普通なら高速道路で移動する距離ですね。
人間とはなかなか足が速いようで、
100キロという超長距離の世界記録は6時間台です。
男子は6時間13分、女子は6時間33分。
この世界記録、実はどちらも日本人なんですよ。
男子は砂田貴裕さん、女子は安部友恵さんが世界記録保持者です。
すごいですよね。
さて、われわれ市民ランナーはそんなに速く走れないので、
朝8時にスタートして、夜10時の制限時間14時間以内で
なんとかゴールしようという作戦です。
コースの途中2.5キロおきにエイドが設置されていて、
水、スポーツドリンク、バナナ、オレンジ、漬物の他、
ラーメンや焼おにぎり、スイカなどもありました。
これらを飲み食いしながら、100キロを走ります。
朝昼夕と食事時もずっと走っているので、お腹も空きますからね。
レース中「あと何十キロ」と考えると気が遠くなりそうだったので、
毎回2.5キロ先のエイドを目指して走ることにしました。
2.5キロ先まで走るのを40回繰り返すと100キロ完走となりますが、
実際には2.5キロ先が異様に遠く感じたり、苦しいとか痛いとか、
やめたら楽だなとか、心が折れそうになったこともありました。
特にお昼過ぎが一番暑くてつらかったです。
ところが45キロ先の折り返しまでたどりついた後は、
なぜか後は帰るだけだと気が楽になり、
くもりがちで日差しもやわらいでいたので、
前半より楽に走ることができました。
朝出発した柴又(90キロ地点)に戻ってくる頃には
周囲もすっかり暗くなっていましたが、
最後の往復10キロも何とか走り終えて、
12時間47分でゴールすることができました。
ゴール周辺ではコース両脇に風情ある提灯がぶら下がっていて、
本当にたくさんの声援にも出迎えられたので、じ~んと来ました。
100キロも走ると、アドレナリンみたいなのが溢れでそうな
時間帯もあったので、気力と体力があれば、
また走ってみようかな・・・
誰にでもおすすめできる距離ではありませんが、
一度くらいは走ってみるのもいいものですよ。
2013.06.26