[イーナチュラルな人々]
涸沢カールに行ってきたの巻
私は、俗に言うところの運動不足と言われる部類の人間です。
普段は、マウスを転がしキーボードを打刻するだけの筋力しか
使っていないと言っても、決して大げさではありません。
また、基本的にインドア派なので、休日に思いっきり体を動かす、
ということも滅多にありません。家、大好きです。
そんな私を危惧してか、アウトドア好きの友人が登山に誘って
くれました。ありがたいことです。
ということで、体育の日の三連休に北アルプスの北穂高岳を
目指して、15kgのザックを背負っていそいそと出かけてきました。
あ、北穂高岳は比較的初心者にもやさしいとはいえ、3,000m級の
高山ですので、事前の登山計画は入念に詰めましたし、
トレーニングらしきこともしました。山をなめてはいけません。
さて、今回の山行は北穂高岳登頂もさることながら、
その手前の涸沢カールの紅葉を観に行くことも大きな目的でした。
ご存じの方も多いと思いますが、涸沢カールのピーク時の紅葉は、
それはもう見事なのです。こんな感じです↓
涸沢カール 紅葉 - Google 検索
http://goo.gl/0Qjr9
胸躍らせて現地に向かったのですが、予想していなかった事態が
待っていました。いや予想をしていたのですが、予想以上でした。
とにかく、人多すぎ。
僕ら(4人パーティーでした)も「多すぎ」の一端を
担っているので滅多なことは言えないわけですが、
昨今の山ブームを実感するには十分すぎる混雑具合でした。
あえて言わせていただこう。日本の高齢者は元気ですね。
北穂高に登るためのベースキャンプ地を涸沢カールに
設定していたのですが、この混雑状況ではまともにテントを
張る場所が無さそうな状況。
やむなく途中で引き返して、涸沢からやや下った横尾という
テント場で、その日はテント泊となりました。この時点で、
北穂高登頂はあきらめざるをえませんでした。無念です。
せめて涸沢の紅葉は見ておきたいということで、
翌日は涸沢カールまで足を運んだのですが、今年は紅葉がピークを
むかえる前に降雪があった影響もあって、紅葉する前に枯れて
しまった木々も多く、残念ながら色付きはイマイチでした。
そんなこんなで、思うようにならないことも多かった今回の
山行ですが、運動不足の解消という意味では有意義だったと
思います。
インドア派だった私が、次はどこの山に行こうかな、
なんて考えているわけですからね。
2011.10.26