[イーナチュラルな人々]
大相撲「五月技量審査場所」観戦
先日行われた大相撲の五月技量審査場所を、
両国の国技館で観戦してきました。
日頃、我々が目にする相撲の情報は、
「●白鵬 ◯魁皇」のような最も簡素な情報から、
「白鵬、13勝2敗で優勝」のような見出し的なもの、
もしくは、テレビで流れる「数十秒の取り組み映像」などでした。
最近では、土俵の外の話題で目にする機会の方が多かったですね。
取得する情報が断片的でしかないので「白鵬優勝したんだ~」
「八百長騒ぎか~」といった断片的な感想になりがちです。
ところが現場へ行ってみると、
リアルな大相撲が繰り広げられていました。
国技館の会場、観客、呼び出し、行事、間合い、声援など
神事といわれるだけあって荘厳な雰囲気に包まれた中、
屈強な大男が裸でぶつかり合っています。
生で見る大相撲は、断片的な情報と違って迫力たっぷりです。
相撲を見ていて、ふと祖母のことを思い出しました。
北海道の実家で一緒に暮らしていた祖母が相撲を大好きで、
子供の頃は一緒にテレビ観戦をしていました。
当時は、北の湖や千代の富士を筆頭に、
横綱大関クラスに北海道出身力士がたくさんいました。
地元応援熱も手伝い、場所中は毎日楽しく観戦していました。
小学校でも、クラスの何人かで体育館やグランドで集まって
相撲の真似事をしていました。
あれから、数十年。
今はテレビで観戦する機会も無くなりつつありましたが、
祖母にも生の迫力は凄いぞ~と、実物を見せてあげたかったです。
2011.05.25