[イーナチュラルな人々]
2011年はキュレーション時代の幕開けになるか?
今年も残り僅かとなりましたが、この一年もインターネットの世界
ではさまざまなサービスが登場しましたね。
大粒なものから小粒なものまで、様々なサービスがリリースされま
したが、大きくブレイクしたという意味ではTwitterが代表格と言っ
てよいのではないでしょうか。(Twitter自体は、今年リリースさ
れたものではありませんが)
僕自身、こういう仕事をしておりますので、ネットに関する情報を
日々収集するために、様々な形でアンテナを張っています。その情
報源として、Twitterは無視出来ない存在になりました。
しかし、情報源が増えたところで、その情報を処理する僕自身の能
力が増えるわけではありません。iPhoneなどのスマートフォン、iPad
などのタブレット端末が登場し、ネットに接触する機会が増えたこ
とで情報処理量はいくぶん向上しました。が、それでも追いつかな
い感じがします。
RSSの未読は溜まる一方ですし、Twitterのタイムラインも流れが速
すぎて追いつかないです。行き帰りの電車の中は、その追い切れな
いRSSやTwitterを少しでも消化しようとiPhoneをいじくりまわして
いるので、電車の中で雑誌や本に目を通す機会もめっきり減りまし
た。
さらに言えば、メルマガに至ってはほぼ完全にスルーという、メル
マガで配信されているこのコラムの存在価値を否定するような状況
も起こっております(笑)
僕が風呂敷を広げすぎているという話もあるので、来年はインプッ
ト経路をやや絞ろうと思っていますが、そういう風に心がけていな
いと処理できないほどに、インターネットの情報量は増えていると
感じずにはいられません。
必要な情報を、如何にピンポイントで収集するかという議論の中で、
「キュレーション」と言った言葉も目にするようになりました。
キュレーション・ジャーナリズムとは何か | 佐々木俊尚公式サイト
http://pressa.jugem.jp/?eid=181
情報は、あればあるほどウレシイという状況は今年くらいで終わり
を告げ、来年はどのように情報の絞り込むかという点にスポットラ
イトが当たる、そんな気がしています。
そのような情報絞り込み時代の中で、如何に自社の情報をお客様の
元に届けるか、ホームページ担当者に新たな課題がつきつけられる
2011年になると予想しておきます。
2010.12.22