[イーナチュラルな人々]
「おまかせ」の美学
先週末、伸びきった髪をいつも行く美容室で切ってきました。かな
り短めにしたので、同僚からなんて言って切ってもらったのか尋ね
られましたが、結論から言うと何も言っていません。椅子に座った
ら、あとは基本的に「おまかせ」です。
よくよく思うと、どうやら僕は「おまかせ」が好きなようです。美
容室に限らず、いつも行く焼き鳥屋でも「大将のおまかせ6本セッ
ト」を好んで注文します。あるいは、店員さんに今日のおすすめを
聞いて、勧められるがままに注文することもしばしばです。
なぜ「おまかせ」が好きかというと、それがその店・その人の一押
し・ベストパフォーマンスだと思っているからです。その道のプロ
が、僕におすすめしているのだから、それがベストなんだろうとい
う理屈です。
ただ、それには信頼関係が前提として必要です。その店やその人を
信頼しているからこそ、「おまかせ」出来るというものです。
ということで、逆の立場になるとうれしくなってしまいます。「田
中さんにまかせますよ」とお客様からたまーに言われると、それに
応えようといつも以上に奮起してしまう傾向があります。基本的に
単純なんですね、人間が(笑)
いずれにせよ、僕やイーナチュラルを信頼して仕事をお願いしてく
れる、そんなステキなお客様とこれまで仕事が出来てきたことは幸
せであって、これからもそうでありたいなぁと思っている次第です。
さて、話は冒頭に戻ると、今回もおまかせで髪を切ってもらいまし
たが、結果としてまことちゃんばりの見事なカリアゲになったとし
てもいいのです、なにせ「おまかせ」ですから。
2010.11.10