[イーナチュラルな人々]
天気予報は当たらなくていいのだ。
恥ずかしながら、「雪が降る」と聞くとわくわくしてしまいます。
私の地元は瀬戸内式気候で雨があまり降りません。当然雪もそんな
に降りませんが、それでも年1、2回は雪の積もる日があったと思
います。
上京するまで、東京ならもっと降るに違いないと思っていました。
けれど温暖化の影響か、ここ3年で積もっているのを見た記憶はそ
れほどありませんね。今週は天気予報で「明日は雪が積もるかも」
などと発表されていたので、翌朝起きて窓をあけたら普通の雨だっ
たとき、結構がっかりしたのです。
さてWikipediaによると、"天気予報が当たる確率はおおむね80%近
い(短期予報)"そうで、しかも"この確率は年々上がってきている"
らしいのですが、"逆にはずれたときのインパクトが大きいせいか
「天気予報はウソを伝えた」と誤解する人もいる"と書かれていま
した。私のことですね(笑)。
そういえば先日テレビで石原良純さんが、他の出演者から天気予報
が当たらないと言われたとき、いいことをおっしゃっていました。
「天気は悪天候なほど人々の生活に与える悪影響が大きい。だから
天気予報では悪い方を言うんだ。曇りか雨かで迷ったら雨、雨か雪
で迷ったら雪。そうすれば、もしはずれても『思ったより良かった
じゃん』で済むだろ。(かなり意訳)」
私も仕事上、お客様に悪い予報をしなければならないことが多々あ
ります。そういったとき「いたずらに不安をあおっても仕方ないん
じゃないか」と思い躊躇することもあります。しかしやはりリスク
を分かった上で行動した方が、最終的には良い結果に繋がることは
多いはずです。たとえ「当たらない予報士」と言われても、悪い予
報も伝えていこうと思ったのでした。
でもそろそろ雪の予報は当たってくれないかな。
2009.02.25