[イーナチュラルな人々]
プロは期待に「応えない」
暮れも押し迫り、弊社もご多分に漏れず忙しい年末を送らせていた
だいてます。猫の手も借りたいところですが、我が家の5匹の猫は
コタツでぬくぬくが好きなようで、役に立ちません。
そんな事情もあり、先週弊社に一時スタッフが手伝いに来てくれま
した。普段はフリーでWEBデザイナーとして活躍されている方です。
ある日、クライアントのサイトに使う画像を制作する仕事がありま
した。ちなみに私はWEBデザイナーではありませんが、デザインの真
似事ぐらいはします。今回も元素材もそろっているので自分で作る
つもりだったのですが、せっかくなのでその方にお願いしてみまし
た。
しばらくたって、「できましたよ」とその方。見させてもらって驚
きました。こちらで出した要望を満たすだけでなく、プロフェッショ
ナルならではのプラスα。細かい部分の完成度がやはり高いのです。
そして後日、クライアントからもお褒めの言葉をいただいたのでし
た。
ふと考えました。これがプロのあり方なのではないか、と。
読者の皆様は、その業界のプロの方たちだと思います。もちろん我
々もWEBマーケティングのプロとして仕事をしています。世間的には、
ある仕事でクライアントの要望に応え、その対価を得ることで生活
していれば、プロと呼ばれるはずです。
しかし、もしかするともはや「応える」だけでは足りないのではな
いかと思っています。世界的不況の中、企業は業界内で、社員は会
社内で淘汰されていく厳しい時代。それを乗り越えるには、クライ
アントの期待に対して100%以上の結果を出さないと、きっと足り
ないのです。
「応える」から「超える」へ――もちろん簡単なことではありませ
んが、我々のプロ意識も来年に向けてシフトチェンジしていかない
といけないな、と気を引き締めた2008年の師走でした。
2008.12.24