[イーナチュラルな人々]
メイド喫茶体験記
"日本男児たる者、自国の文化に精通すべし"と思い立ち、先日、
友人と連れだって「ジャパニーズ・クール」の象徴たる(?)メイ
ド喫茶に行ってみました。
何度も来るところではないので、恥ずかしながら2件をハシゴ。
1件目はメイド喫茶の先駆け的なお店。クラシックが流れる店内に
ロングスカートのメイドという落ち着いた雰囲気で、オタク色はあ
まりありません。
2件目は逆に、いわゆる「メイド喫茶」的なお店。「いらっしゃい
ませ」は「お帰りなさいませ」で、「お客様」は「ご主人様」です。
店内のテレビでは、これまでにお店が取り上げられたバラエティ番
組やニュース番組が流れており、どうやら有名店の模様。
客層は、OL風の女性グループや爽やかカップル、今どきの若者から
年配の方まで幅広く、一種のレジャーとして訪れている様子が見受
けられました。もともと一部のファン向けの世界であったはずなの
に、こうして市民権を得ているのはやはりメディアやインターネッ
トの力でしょう。
隠れたニーズにスポットを当てたり、サービスの新しい切り口を見
せることで、それが一般に受け入れられる。これはマーケティング
の一つの面白さかもしれません。何に価値がつくか分からない世の
中、それを見極める目を養っていかなければ...と「ふ~ふ~あ~ん
500円」に赤面しつつ思った週末でした。
2008.07.23