[コレが気になる!]
コンバージョン率0.2%と1.1%
広告やプロモーションの効果測定をするとき、実際に閲覧者がお客さんに転換
した率(コンバージョン率)を計算します。ではプロモーションを含んだサイ
ト全体でのコンバージョン率はどれぐらいあるのか気になったことはありませ
んか?現在アクセス解析のバージョンアップ作業のテストを行っていて、新機
能のコンバージョン率測定をテストしている中でおもしろい数値が出てきまし
た。
アクセスログからのコンバージョン率の求め方はIPアドレスをベースとして、
特定条件で絞り込んだIPアドレスの数を訪問者とし、対象ページを閲覧したIP
の数で割るというものです。IPアドレスではなくアクセス数で求めると同じ人
が何度も対象ページを見てしまった場合、数値がかなりぶれますので、IPをベー
スに訪問者という単位にしました。この特定条件を日付だけにしたものがその
期間における訪問者→問い合わせ者コンバージョン率になります。
保守契約しているお客さんのサイトで、ホームページから問い合わせるように
誘導しているつくりの10社のアクセスログから、訪問者→問い合わせ者コンバー
ジョン率を求めました。結果は0.2%~1.1%までと差がつきました。この数値
はサイトの作りやプロモーションなどの効果による内部要因だけでなく、業界
の特性(問い合わせは電話が多い場合)や、競合などなどにより違いますが、
これを押さえておかないと、広告に費用をかけていいか判断がつかないはずで
すね。例えば、広告を出稿してそこでのコンバージョン率0.7%だったとします。
もし訪問者→問い合わせ者コンバージョン率が0.2%のサイトであれば、この広
告はかなりの優秀な広告となります。逆にもともとのコンバージョン率が1.1%
ある場合は、何らかの改善余地があるのではないかと判断できます。プロモー
ションを行う上で、自分のサイトの力を知っていることで、広告の効果を相対
的に知ることができるのです。
サイトにより、ここまで差があるとは思っていなかったので、正直驚いていま
す。この数値は毎月の定点観測に加える項目かもしれません。あなたのサイト
の訪問者→問い合わせ者(購入者)のコンバージョンは何%ですか?
2004.04.14